春の別れ
作詞・作曲・編曲:ヨシミ22歳/うた:Y22 feat. 初音ミク/2003


僕はまた 君のことを思い出して立ち止まる
悲しくて どれほど涙を流したろう

携帯の電池が切れるまで君と話したね
あの頃は全てが幻だったのかな

僕は君に会いたい 遠く離れて生きた時間をこえて
もしも君に会えたなら 何も要らないはずだ

君といた月日が遠い過去へと落ちていくよ
澄んでいたひとみも今は何を見てる

さよならも言えずに すれ違い別れた時間を悔いて
さくらの花が咲くたび 君を想うだろう

仲木戸の駅から 君のいない街を見上げてみる
風が胸に突き刺さり あの日は戻らない

君は大人になり 僕を忘れて生きていたとしても
さくらの花が舞うたび 君を想うだろう

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【高坂むゆうによる解説】
春の曲です。2003年頃に作った曲なのですが、もうあまり作った時のことを覚えていません…。
ただ、「仲木戸の駅から」の部分が妙に印象深い、という評価はいただいておりました。
この部分の歌詞は、経験上やその他の要素から「東神奈川の駅から」とすべきだったのです、正しくは。しかしながらそれだと字余りになりますので、そういえば仲木戸駅が近くにあったな、と思い、そのような歌詞にしたわけです。
細かいところを言えば、厳密に歌詞を書くと、時代背景から、「携帯の電池が」じゃなくて「PHSの電池が」のはずなんですけれども、こちらも文字数の関係と「今後もこの曲が年齢を重ねるのなら」という思いで「携帯の電池が」という歌詞にしたのです。今はもうスマホの世の中で、通話はあまりしないと聞いていますが…。